シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
《混沌の森》に着くと、いつもの場所にグリムオオカミとペローオオカミが来ていた。
「おう、ジャボット久しぶりだな」とペローオオカミ。
「うん、久しぶり。元気だった?」
「オレはな」
言いながらチラっとグリムオオカミの方に目線を送る。グリムオオカミはいつになくボーっとした様子で「おう……」と力ない声がかえってきた。
いつも何かというと憎まれ口をたたいてくるグリムオオカミなのに、その元気のない様子にドキッとする。もしかして彼のところにもイエローカードが来たのだろうか。
「おう、ジャボット久しぶりだな」とペローオオカミ。
「うん、久しぶり。元気だった?」
「オレはな」
言いながらチラっとグリムオオカミの方に目線を送る。グリムオオカミはいつになくボーっとした様子で「おう……」と力ない声がかえってきた。
いつも何かというと憎まれ口をたたいてくるグリムオオカミなのに、その元気のない様子にドキッとする。もしかして彼のところにもイエローカードが来たのだろうか。