シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
「ねえ、グリムオオカミはどうしたいの?何が望みなの? 鏡の魔女さんと夫婦になりたいの? 恋人同士になりたいの?」
「…………ふっ……ふっ……ふううふうううう??? こっこいびとおぉぉお??!???」
グリムオオカミは真っ赤になってさけんだ。
「そっそそ、そんな大それたこと、のぞんじゃいねえよ!オレだって自分の立場はわきまえてるさ」
「あら、あたしみたいなおばあさんとは、恋人にはなれないかい?」
「姉御!」
「姐さん!」
「鏡の魔女さん!」
ふりかえったそこには、いつも通りの笑顔と、いつもとは違う(ふだんは真っ黒な服だった)あざやかな紅のドレスを着た鏡の魔女さんが立っていた。
「…………ふっ……ふっ……ふううふうううう??? こっこいびとおぉぉお??!???」
グリムオオカミは真っ赤になってさけんだ。
「そっそそ、そんな大それたこと、のぞんじゃいねえよ!オレだって自分の立場はわきまえてるさ」
「あら、あたしみたいなおばあさんとは、恋人にはなれないかい?」
「姉御!」
「姐さん!」
「鏡の魔女さん!」
ふりかえったそこには、いつも通りの笑顔と、いつもとは違う(ふだんは真っ黒な服だった)あざやかな紅のドレスを着た鏡の魔女さんが立っていた。