イケメンアポなし訪問からピュアな恋をはじめます
「田崎さんからお米のお裾分けです」
「あ……ありがとう、ござい……ま、す」
「重いから、よかったら俺、中まで運びましょうか?」
「は、はあ……」
知らないイケメンの口からはおばあちゃんの名前も、田崎さんの名前も出て来る。
私がおばあちゃんの孫であることも彼にはバレている。
しかし、このイケメンの正体がわからずぽっかーんとしていると、「あらあら!雅也くん!」と背後からおばあちゃんの明るい声がした。
「こんにちは、サチさん。田崎さんのところに届いたお米、お裾分けにってお持ちしました」
「あら!ありがとう!」
イケメンの前でにこにこなおばあちゃんもやはり女子なのだと思う。
私としては自分の身なりが恥ずかしすぎて今すぐ逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。
「お米、中まで運びましょうか?」
「いいのよ、そこに置いておいて!お仕事中でしょう?」
「いえもう、今日は上がっていいって言われて暇なんです」
「え?そうなの?予定はないの?」
「特には。何かお手伝いでもしますか?」
「それなら……うちの孫、ちょっとどこかへ連れ出してくれないかしら?」
ご機嫌なおばあちゃんと雅也さんとの会話が終わるのをぼんやり待っていた私に、突然の飛び火である。
「はい!?」
「あ……ありがとう、ござい……ま、す」
「重いから、よかったら俺、中まで運びましょうか?」
「は、はあ……」
知らないイケメンの口からはおばあちゃんの名前も、田崎さんの名前も出て来る。
私がおばあちゃんの孫であることも彼にはバレている。
しかし、このイケメンの正体がわからずぽっかーんとしていると、「あらあら!雅也くん!」と背後からおばあちゃんの明るい声がした。
「こんにちは、サチさん。田崎さんのところに届いたお米、お裾分けにってお持ちしました」
「あら!ありがとう!」
イケメンの前でにこにこなおばあちゃんもやはり女子なのだと思う。
私としては自分の身なりが恥ずかしすぎて今すぐ逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。
「お米、中まで運びましょうか?」
「いいのよ、そこに置いておいて!お仕事中でしょう?」
「いえもう、今日は上がっていいって言われて暇なんです」
「え?そうなの?予定はないの?」
「特には。何かお手伝いでもしますか?」
「それなら……うちの孫、ちょっとどこかへ連れ出してくれないかしら?」
ご機嫌なおばあちゃんと雅也さんとの会話が終わるのをぼんやり待っていた私に、突然の飛び火である。
「はい!?」