イケメンアポなし訪問からピュアな恋をはじめます
軽トラへ乗り込みふたりきりになると、思わず「すみません……」と私は雅也さんに謝った。
「何がですか?」
「なんか、その……色々と……」
おばあちゃんのお願いごとも強引だったように思うし、私は私でおしゃれのひとつもしてないし……申し訳ないと思うことばかりが次から次へとぽんぽん頭に浮かんでしまう。
「謝られても困るくらいには、俺は美里さんとドライブ出来て嬉しいですけど」
ゆっくり車を発進させながら穏やかに雅也さんが答えた。
「……雅也さんは何者ですか?」
「はは。うーん……都会から離れて休養中ってところかな」
「さっき、おばあちゃんはお仕事って……」
「田崎さんの家でお世話になってるから、お手伝いしてるくらい」
「都会では……?」
「それなりに働いてます」
「ですよね……会社のひとつやふたつ動かしてそう……」
「すごいな、なんでわかるの?」
「え……?」
雅也さんは驚く私をおかしそうに笑うから、当たっているのか冗談なのか、どちらにしても大人だなと思うばかりでなんとなくそれ以上は訊けなくなる。
「何がですか?」
「なんか、その……色々と……」
おばあちゃんのお願いごとも強引だったように思うし、私は私でおしゃれのひとつもしてないし……申し訳ないと思うことばかりが次から次へとぽんぽん頭に浮かんでしまう。
「謝られても困るくらいには、俺は美里さんとドライブ出来て嬉しいですけど」
ゆっくり車を発進させながら穏やかに雅也さんが答えた。
「……雅也さんは何者ですか?」
「はは。うーん……都会から離れて休養中ってところかな」
「さっき、おばあちゃんはお仕事って……」
「田崎さんの家でお世話になってるから、お手伝いしてるくらい」
「都会では……?」
「それなりに働いてます」
「ですよね……会社のひとつやふたつ動かしてそう……」
「すごいな、なんでわかるの?」
「え……?」
雅也さんは驚く私をおかしそうに笑うから、当たっているのか冗談なのか、どちらにしても大人だなと思うばかりでなんとなくそれ以上は訊けなくなる。