【完結】婚約破棄された悪役令嬢は、一途な愛を注ぎこまれています。
反撃は、しっかりと 3話
私は急いで自室に向かい、ローレンとチェルシーに手伝ってもらいながらドレスに着替える。
深緑のドレスはポイントでレースを使っているので、割と華やかだ。
マダムと会うときは、上品ながら華やかなドレスを。ハーフアップにした髪には薄いピンクのリボンを。ヒールは赤。真っ赤ではないけれど、光を受けるとキラキラと輝く加工がされている。
化粧も濃くなく薄くなく。ピンク色の口紅、頬にもチークをして血色をよく見せた。アイメイクは薄めで。……それにしても、マダムはどうしてここに?
「よし、マダムに会ってくるわ」
「はい。応接室でお待ちです」
少し……いえ、かなり緊張しているわ。
手をグーっと握りしめてから力を緩める。それから上を向いて息を吸い込み、ゆっくりと吐き出す。……うん、ちょっとは落ち着いた。
応接室まで移動して、扉をノックする。返事が聞こえたら静かに扉を開けて中に入る。
マダムはソファから立ち上がり、私を見るとふわりと微笑んだ。
「ごきげんよう、リディアさま。今日もお美しいですわね」
「ごきげんよう、マダム。マダムが来ていると聞いて、張り切りましたの」
深緑のドレスはポイントでレースを使っているので、割と華やかだ。
マダムと会うときは、上品ながら華やかなドレスを。ハーフアップにした髪には薄いピンクのリボンを。ヒールは赤。真っ赤ではないけれど、光を受けるとキラキラと輝く加工がされている。
化粧も濃くなく薄くなく。ピンク色の口紅、頬にもチークをして血色をよく見せた。アイメイクは薄めで。……それにしても、マダムはどうしてここに?
「よし、マダムに会ってくるわ」
「はい。応接室でお待ちです」
少し……いえ、かなり緊張しているわ。
手をグーっと握りしめてから力を緩める。それから上を向いて息を吸い込み、ゆっくりと吐き出す。……うん、ちょっとは落ち着いた。
応接室まで移動して、扉をノックする。返事が聞こえたら静かに扉を開けて中に入る。
マダムはソファから立ち上がり、私を見るとふわりと微笑んだ。
「ごきげんよう、リディアさま。今日もお美しいですわね」
「ごきげんよう、マダム。マダムが来ていると聞いて、張り切りましたの」