冷徹狼陛下の子を授かりました!
リリアンに連れられて、マリアの部屋へ入ってきたのは、独特のファッションに身を包んだ女性。
「王妃様にご挨拶申し上げます」
「は、はあ。あのどちら様でしょうか?」
「ご依頼いただきましたドレスの採寸と打ち合わせに参りました、クロード商会のマリアンヌと申します」
「ドレスですか?」
「はい。王妃様に似合うものをご用意するように賜っております」
「えっと、誰にですか?」
「国王陛下です」
「……」
国王陛下と言われても一瞬ピンと来なかった。エドワード陛下が直々に頼んだというのか? 到底信じられない。
「時間にも限りがありますので、早速採寸させていただきます」
マリアが呆けている間に、手際よく採寸をするマリアンヌ。じっと突っ立って、されるがままだ。
「次はウエスト失礼します。56㎝……なんてスタイルがいいんでしょう!」
ブルネリア伯爵家ではミラの方が身長も体重も大きくなり、いつもマリアはミラが着なくなったお古で過ごしていた。採寸された記憶もなく、体型にあっていないぶかぶかの服を着るのが当たり前。だから、自分のスタイルも気にしたことがない。
「王妃様にご挨拶申し上げます」
「は、はあ。あのどちら様でしょうか?」
「ご依頼いただきましたドレスの採寸と打ち合わせに参りました、クロード商会のマリアンヌと申します」
「ドレスですか?」
「はい。王妃様に似合うものをご用意するように賜っております」
「えっと、誰にですか?」
「国王陛下です」
「……」
国王陛下と言われても一瞬ピンと来なかった。エドワード陛下が直々に頼んだというのか? 到底信じられない。
「時間にも限りがありますので、早速採寸させていただきます」
マリアが呆けている間に、手際よく採寸をするマリアンヌ。じっと突っ立って、されるがままだ。
「次はウエスト失礼します。56㎝……なんてスタイルがいいんでしょう!」
ブルネリア伯爵家ではミラの方が身長も体重も大きくなり、いつもマリアはミラが着なくなったお古で過ごしていた。採寸された記憶もなく、体型にあっていないぶかぶかの服を着るのが当たり前。だから、自分のスタイルも気にしたことがない。