一ノ瀬くんの恋愛事情。
「聞いて驚かないでほしいんだけど……」
私は周りの子たちに聞こえないように声を落として言った。
「昨日、一ノ瀬くんに告白されたの」
それを聞いた紗絵ちゃんは、ピキッと化石のように固まってしまい、言葉にならない声を上げる。
「〜〜っ、え!?」
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柔和な笑み、礼儀正しい振る舞い。
すべてに置いて完璧なその男は、
「お嬢様、今夜もお守り致します」
───私の唯一無二のボディガード
◆━━━━━━━━━━━━━━━◆
閑麗街のトップに君臨するお嬢様
京崎 桃菜
Momona Kyozaki
×
桃菜のボディガードを務める男
御影 秀
Shu Mikage
◆━━━━━━━━━━━━━━━◆
ともに過ごした年月は、十三年。
信頼は固く、自分を裏切るなんてありえない。
「お嬢様、今夜は月が綺麗ですね。
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甘い響きに思わず惑わされそうになる。
「お美しいですよ、お嬢様」
だけど。
あなたは私に何か隠している気がする。
その仮面の裏に潜むものは、一体───
◆極悪人は仮面越しのまま彼女を溺愛する◇
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初めて出会ってからの一言目。
「──雨宮さん。俺のこと、見捨てるの?」
出会った日の二言目。
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そして、衝撃の三言目は。
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なぜかイケメンくんに懐かれてしまいました。
⚠波乱万丈の同居生活のはじまりです⚠
ฅ•ω•ฅ
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✕
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−Eito Inukai−
꒰ ՞•ﻌ•՞ ꒱
「ねね、雨宮さんの髪俺が乾かしてもい?」
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「……今日、ゆいと一緒に寝たい」
最初は、ただ人懐っこい子犬だとしか思っていなかった。
学校での君と、私の家での君が全く違う理由を、
私は最初「無理に話さなくてもいい」と言った。
だけどいつの間にか、その理由を知りたいと、君のことを全部知りたいと、思ってしまった───。
君と一緒にいることが、心地良いと感じてしまった。
*
*。
───だけど。
私は幸せになってはいけない。
犬飼くんと一緒に生活するのが当たり前になってた。
無意識の内に幸せに浸っていた。
もう、やめなくちゃ。
……だから、気づけなかったんだ。
私ばかりが苦しくて、自分のことでいっぱいいっぱいで、君の苦しみに気づいてあげられなかった。
今となってはもう遅いのかもしれない。
それでも、私は。
君が抱える大き過ぎるギャップを、
そっと半分背負える存在になりたい。
「私はずっと、君の隣で笑ってたいよ」
*
*
*
*
泣いて笑って、全身全霊で恋をするふたりを
どうか温かい目で見守っていただけたら幸いです。
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こちら、【冷酷総長は、彼女を手中に収めて溺愛の檻から逃さない。】の続編です。
リクエストをお願いし、読者の方からいただいたシチュエーションで主に執筆していきます。
楽しんで読んでみてください♪
(本編を読んでいない方はぜひそちらから)
リクエストの〆切は、この作品が完結するまでの間ということにさせていただいています。お気軽に素敵なむちゃぶりリクエストを送ってくださると嬉しいです!
※完結までは一般公開です。
完結後、ファン様限定公開となりますのでご注意ください。
素敵なリクエストありがとうございます♡
なのさま/有栖川 あみゅさま/#ルナさま
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アスナ*さま/Mananaさま/んたさま
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