泡沫の人魚姫は海の中に消える
あっ!そういえばあの人呼びかけても全然起きなかったよね!?

これで脳震盪とかだったらどうしよう…私、さすがにそこまでは治せないよ…?

うん、傷の手当てが終わったら家の外に立てかけておこう。それで匿名で救急車でも呼んであげよう。

それ以上私にできることはないし…素人が下手に処置しても悪化するだけだ。


やることが決まったのですぐに行動に移す。


さっき家の中から探し当てたタオルやら薬やら包帯やらを使って怪我の処置をしていく。


「まずは…この腕かな?」


ナイフで刺されたかのような大きな傷。

傷は大きいけど、不幸中の幸い。
傷は浅くて、私みたいな素人でも処置できるレベルだ。


タオルで優しく腕ベットリとついた血を拭き取り、傷にいい薬を塗る。

う゛っという何とも痛そうな声が聞こえたような気がしたけど、気にしないで手当てを続行する。


だって、傷は浅いと言っても出血量は馬鹿にできないレベルで多いし頭も結構怪我してるっぽいし。

何がいいたいかというと……多少のうめき声くらい無視しちゃってもしょうがないよねってこと!
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