イケメン男子に溺愛されています♡〜ワケあり女子校生の私とイケメン男子三人のドキドキ溺愛生活!?〜
「咲綺、待て」
「……えっ…?」
私はびっくりして、思わず歩く足を止めてしまった。
なぜなら、ここの屋上にはあまり人が入ってこず、穴場となっており、たまに一人になりたい人が来る場所となっているからだ。
「……一緒にお昼食べないか?」
「…お、お昼……?…玲くんがいいなら…いいけど」
「…!…本当か…?…なら早く食べようぜ」
そう言って玲くんは私に近づいてきて、手を引っ張った。
「あっちに座れそうな場所あったから行こ」
「…う、うん」
そういえば、どうして玲くんはこんな場所にいるんだろう?
私はふとそう思い、玲くんに聞いてみることにした。
「……ねぇ、玲くん…どうしてここにいるの…?」
「…ん?…あぁ、クラスにいるとずっとお昼が食べられないからな。…隙を見てここに来た」
「……そ、そうだったんだ…」