イケメン男子に溺愛されています♡〜ワケあり女子校生の私とイケメン男子三人のドキドキ溺愛生活!?〜
そう言って私は卵焼きを玲くんへあげた。
玲くんは私があげてすぐに卵焼きを食べた。
「…ウマ……!」
……え?
そう思って、もう一つ残っていた卵焼きを食べてみた。
ーー普通。
そんな感想しか頭には浮かばなかった。
「……そうかな…私にはただの卵焼きにしか思えないんだけど…」
「……それは多分、咲綺はいつも食べているからそう感じるだけじゃないか…?」
「…え?」
「だって俺にとっては、今まで食べてきた卵焼きの中で一番ウマいぞ」
な、なんかそう言われちゃうと、お世辞だったとしても、うれしいような恥ずかしいような…
私はそんな感情になった。
✻*˸ꕤ*˸*⋆。✻*˸ꕤ*˸*⋆。✻*˸ꕤ*˸*⋆。
「……ふぅ…おいしかった」
「…そうだな。…特に美味しかったのはやっぱり咲綺の作った卵焼きだな」
「…お世辞だとしてもありがとうね」
「は?…お世辞じゃねーし」
……え?…お世辞じゃないの?
私は少しの間、思考が停止した。