イケメン男子に溺愛されています♡〜ワケあり女子校生の私とイケメン男子三人のドキドキ溺愛生活!?〜

第2話 : 一目惚れ【side滉】

 一目惚れというのはこういうことなのだとようやく分かった。

 なぜなら、この僕がその一目惚れをしたからである。

 僕は今まで生きてきて一度も一目惚れをするどころか、恋愛もしたことがない人間だ。

 だがあの瞬間、僕の心は完全に彼女の虜となった。

 彼女というのはもちろん一宮咲綺……咲綺ちゃんのことだ。

 彼女の雰囲気はどこか特別であり、不思議な感じであった。

 そして、誰とも関わりたくないような、拒絶するような表情をしていた。



「知りたい。…咲綺ちゃんのことが」


 僕はそんな言葉を気づくと発していた。

 でも、それがすぐに叶うということは僕は知っている。




「…はぁ…早く咲綺ちゃんと話したいな…」



 僕は誰もいない自分の部屋でそうつぶやいた。
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