振り向いて欲しくて〜初恋は甘くてちょっとほろ苦い〜
数日経っても,鈴宮といる時は、最低限の会話はしない、というのが暗黙の了解になりつつあっていた。



鈴宮もどうやら男がにがてらしい。



教室でも、男と話すたびにビクビクしている気がする。



「お前…」



そう声をかけたら、いつも決まって肩がビクッと跳ねる。



「は、はいっ…」



「…お前のこと、夢愛ってよんでいいか?」
< 25 / 37 >

この作品をシェア

pagetop