振り向いて欲しくて〜初恋は甘くてちょっとほろ苦い〜
「なんか,ヤバいから。」



ん、何がヤバいの?



も、もしかして、私の声が気持ち悪すぎて名前を呼んで欲しくないってことかな…?



そうだとしたら,ちょっと悲しいな…



「ちっ、なんも分かってねーだろ」



「なんかいいましたか…?」



「いや,なんでもない。あとその敬語やめたら?」



「一応同い年だし。」



いや、確かにそうなんだけど…



なんか無意識っていうか…



身長も顔一つ分以上違うもん。



「わかりま…う、うん!が、頑張るね!」



そういうと,瀬川くんは「よくできた」と子供を褒めるように褒めて,私の頭を撫でた。
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