振り向いて欲しくて〜初恋は甘くてちょっとほろ苦い〜

特別寮…?

やっと自己紹介が終わって、寮に帰れる時間となった。



席が隣の子に「主席の子だよね…?」と声をかけられたことで仲良くなった長谷川凪ちゃんと一緒に3分もかからない寮へ行く。



「わぁ〜!」




相変わらず、広いなぁ,この寮!




感動していると、




「すごく嬉しそうだね」



と凪ちゃんにふふっと笑われる。




それにしてもやっぱり美人さんだなぁ。



背が高くてスタイルが良くて美人な凪ちゃんに比べて、私は身長はこの前150センチを越えたばかりでまだ幼い顔つきをしている。



凪ちゃんと比べれば月とスッポンの差だ。




なんて思いながら寮に入ると、優しそうな寮母さんに案内された。




なぜか凪ちゃんとは別れて違う棟に入った私。



私、なんかしたっけ…?と内心少しヒヤヒヤしながらも寮母さんの跡をついて行った。
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