(総愛され予定の)悪役令嬢は、私利私欲で魔法界滅亡を救いたい!
探す時に一人では危険だということで、組み割りは私とエルネスト、オスカーとイエルクになった。
何故かというと属性の問題で探索魔法を使えるのが、エルネストとイエルクしか居なかった。そして、お互いの魔法の相性などを鑑みて、この二組の人選になったのだ。
エルネストは私のことを嫌いだろうし、過去の事が思い出されとても苦手だろうと思うのに、それは別と思ったのか、そこには私情を挟まなかった。
だから、私もそんなエルネストに対し、嫌な思いをさせたくはない。
洞窟へと再び入り探索できる青魔法を使って、フローラの後を辿るエルネストを無言に付いて行くことになった。
「……ロゼッタ。俺はたまに、君が別人になったように思うことがある」
二人の足音しか聞こえない中で、エルネストは唐突にそう言った。
それはその通りなんだけど、私は前世の記憶を取り戻したのが最近だったと言うだけで、それをどう返して良いかわからない。
「……反省したんです。エルネスト様が嫌がることは、もう二度としません。これまでご迷惑をお掛けてして、本当に申し訳ありませんでした」
何故かというと属性の問題で探索魔法を使えるのが、エルネストとイエルクしか居なかった。そして、お互いの魔法の相性などを鑑みて、この二組の人選になったのだ。
エルネストは私のことを嫌いだろうし、過去の事が思い出されとても苦手だろうと思うのに、それは別と思ったのか、そこには私情を挟まなかった。
だから、私もそんなエルネストに対し、嫌な思いをさせたくはない。
洞窟へと再び入り探索できる青魔法を使って、フローラの後を辿るエルネストを無言に付いて行くことになった。
「……ロゼッタ。俺はたまに、君が別人になったように思うことがある」
二人の足音しか聞こえない中で、エルネストは唐突にそう言った。
それはその通りなんだけど、私は前世の記憶を取り戻したのが最近だったと言うだけで、それをどう返して良いかわからない。
「……反省したんです。エルネスト様が嫌がることは、もう二度としません。これまでご迷惑をお掛けてして、本当に申し訳ありませんでした」