学園トップのワルい王子様にくちびる奪われちゃいました!?
「名前なんていうの?」
「た、田島です!」
「下の名前は?」
「歩です!」
「歩ちゃん、一年生?」
「は、はい!」
「俺のこと知ってたりする?」
「は、はい!」
「怖い?」
「は、はい!……あっ、いえ!優しくて!怖いです!」
緊張のあまり『はい』しか言えず、あわてて否定したけれどすぐに本音が零れてしまった。
やっぱりパイプ椅子を投げつけられるのは時間の問題かと思ったけれど、江本先輩は吹き出して楽しそうに笑っている。
その笑顔は噂でも知らない。
見たこともないくらい、優しくてドキッとする。
「た、田島です!」
「下の名前は?」
「歩です!」
「歩ちゃん、一年生?」
「は、はい!」
「俺のこと知ってたりする?」
「は、はい!」
「怖い?」
「は、はい!……あっ、いえ!優しくて!怖いです!」
緊張のあまり『はい』しか言えず、あわてて否定したけれどすぐに本音が零れてしまった。
やっぱりパイプ椅子を投げつけられるのは時間の問題かと思ったけれど、江本先輩は吹き出して楽しそうに笑っている。
その笑顔は噂でも知らない。
見たこともないくらい、優しくてドキッとする。