ぽっちゃり年上保育士に心の底から癒されたい

「えーと…でもやっぱり悪いし…」

「えっ、遠慮なく言って下さい、僕暇なんで(笑)運転もできますよ」

「運転?」

結羽が優をじっとみた。

「いや、でもそれは悪いし…」

「交通手段がない場所なんですか?」

「うーん」

「試しに言ってみてください、無理ならちゃんと無理って言うので」

結羽はスマホを出して見せてきた。

「あー、なるほど(笑)」

「友達は日本酒は呑めなくて、いつか行ってみたいなぁって思っていて…」

結羽は隣の県にある酒造会社に行きたくて見学も出来て試飲もできるらしく前から行ってみたかったと話してくれた。

昨日も美味しそうに呑んでたもんな

「いいですよ、行きましょう」

「いいんですか?」

「もちろん、その代わり…」

「えっ?」

「酒を買って帰って結羽先生の作ったつまみで呑みたいです(笑)」

「じゃあ車で連れて行ってくれるんですか?」

「もちろん!」

「わー!」

パチパチパチと嬉しそうに拍手をしていた。

ゴールデンウィークだから1時間じゃつかないかもとサービスエリアで昼食と休憩を挟み、向かうことにした。

着替えて迎えに来ると言って優は1度帰っていった。

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