ぽっちゃり年上保育士に心の底から癒されたい
「結羽先生、もう僕はわかってるので大丈夫なんで少しでも安心してください」
「あ、ありがとうございます…」
「仕事中に気をつけるのはいいですけどプライベートではなるべく考える事を減らしていつか気にしないで結羽先生が自分から僕の手を繋いでくれると嬉しいです」
「は、はい」
無事にスイーツも食べる事が出来て他の物も食べ歩き夕方になり、バスに乗り込むと人が多くて立つことに…
「結羽先生、僕の腕に捕まってて下さい、つり革は嫌でしょ?」
「はい、ありがとうございます」
結羽先生はそっと腕を回してくれたのだ。
家の前に到着すると優は立ち止まった。
「お休み終わっちゃいましたね」
「はい」
「上がりたいとこなんですけど今日は帰ります、結羽先生も1人でゆっくりしたいですよね」
「あっ…晩ご飯食べるのかと思ってタイマー入れてたんですけど…帰りますか?」
「えーっと食べたいです(笑)」
「ふふっ、どうぞ」
「お邪魔します、食べたら帰るんでゆっくりしてくださいね」
「はい」
結羽はご飯の支度を始めた。
優は1度スマホをチェックしていて友達からのLINEに返信をしていた。
「ねぇ、ずっと一緒だったけど本当に約束はなかったんですか?」
「ないですよ、今フリーだし結羽先生の事気に入っちゃったし、予定を自分で決めれるのって楽しいですね」
結羽は白ご飯と味噌汁を運んできた。
もやしのナムルと納豆に漬物、メインは鶏ハムにドレッシングがかかっていた。
「何ですぐにこんなに食事がでてくるんですか?」
「えーっと下ごしらえとか冷凍してるからです」
「立派な定食じゃないですか」
「ふふっ、召し上がれ」
「いただきます」
「鶏ハムうめぇ」
ぺろりと平らげてご馳走様でしたと手を合わせた。