ぽっちゃり年上保育士に心の底から癒されたい

じょう先生はおばさんやいとこ達ともすぐに仲良くなり、楽しそうに話して呑んでいる。

人見知りしないんだなと思いながら、少しモヤッとしているのも結羽の中に芽生えてきていた。

いとこの高校生のさっちゃんなんてずっとじょう先生とばかり話しているし




誕生日会も終わり、卓が明日写真を撮りに行こうとじょう先生を誘っていた。

おやすみなさいと分かれて優は布団に横になると

「すみません、入ってもいいですか?」と結羽の声がした。

「どうぞ」というと恥ずかしそうに優に寄っていく。

「あの…明日って…」

「あぁ、卓と写真を撮りに…」

「それって私もいいですか?」

優はびっくりした、結羽の方からの行動だったから

「もちろんです!逆に結羽先生といたいのに…僕は歓迎ですよ、興味ないのも誘うと悪いかなって思ってました」

「だって…」

「だって?」

「家族や親戚のみんな、すぐにじょう先生と仲良くなって……ず、ずるいです!」

「くぅ〜、可愛いです」

優は布団に転がった。

「ヤキモチですか?(笑)」

「これってヤキモチなんですか?」


「ちょっと恋愛のヤキモチとは違うかもですけどきっとヤキモチの仲間です(笑)」

「…わからないですけど」

嬉しいといいながら天井を見ている。

「結羽先生にもカメラ貸すんで一緒に撮りましょうね」

「はい、お願いします…それじゃあ、おやすみなさい」

結羽は部屋から出て行った。

するとすぐに戻ってきて襖を顔幅だけ開けた。

ぷっ、丸い顔だけ出て可愛いんだが…

「朝ご飯、何がいいですか?」

「結羽先生の作るものは全部美味しいので結羽先生と同じものをお願いします」

「(笑)わかりました…今度こそおやすみなさい」

ゆっくり襖がしまると優は布団の中に入った。

結羽先生も撮りたいなぁ…
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