ぽっちゃり年上保育士に心の底から癒されたい

久しぶりの雨だ…

「先輩…入ります」

襖が開いて卓が入ってきた。

「あの、天気予報見てたんですけど、今日の夜中から明日にかけてひどくなるみたいで…」

優もスマホを見てみた。

「そうだな、明日は連休最終日だから高速も混むだろう」

「姉ちゃんと先輩は明後日仕事だから早く帰っておきたいですよね」

「まあ…何かあって帰れないというのは避けたいところだな」

「そう思って…これからもう出ませんか?」

「そうだな、構わないよ」

「じゃあ、ちょっと姉ちゃんと相談してきます」

「僕も行く」

2人で台所に向かった。


「姉ちゃん」

「何?」

「雨がひどくなりそうだから今から出ないか?明日、かなりの渋滞になると思う、仕事の事を考えたら早めに帰った方が良くないか?」

「そうなの?ひどくなるんだ」

母親と目を合わせると、冷凍を持ってお帰りと言われてた。

「わかった」

ちょうどわらびのアク抜きをしようとお湯を沸かしていた所だったのだ。

じゃあ帰る支度するねと自分の部屋に急いで行き30分後に結羽の実家を3人は後にしたのだった。

大学の近くに住んでいる卓を下ろし、結羽のコーポへ戻ってきた。

スーツケースを下ろすと機材を下ろしておきたいから今日は帰りますと優は言った。

「明日、来てもいいですか?」

「あっ、はい、山菜料理を作っておくので是非(笑)」

時間はまた連絡しますと車で帰っていった。

優は帰りにコンビニでお弁当を買い、夕食を済ませた。

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