ぽっちゃり年上保育士に心の底から癒されたい
「よーくわかってるよ」
2時間くらいは店にいただろうか。
しばらくすると明日も仕事だからと友達を残して卓と店を出た。
「まあ、また連絡しろよな」
「はい、ご馳走様でした」
「じゃあな」
優は自分のマンションに帰って水を飲み干した。
ビールを1杯のんだから残らないようにペットボトルを1本飲みきった。
腹がタポタポだな。
「友達から彼女にか…あいつら、何してんだろうな、いや思い出したくもないか、あれから僕は本気で人を好きになれなくなったのにな」
優は高校時代の事を思い出していた。
高校1年の終わりごろに初彼女ができた。
委員会が同じでよく顔を合わしていて友達だったが春休みに入る前に告白された。
優は付き合う事を決めて春休みには彼女の家で初めての経験もした。
2年になると僕は生徒会に入り忙しくなったが学校の休みの日はデートもしていたし順調だと思っていたがある日手を繋いでいる写真が彼女のSNSにあがった。
プレゼントを貰ったと銀のバングルをつけていたのだ。
その時は特に誰かから貰ったんだろうと思っていたが何日か後に親友だと思っていたやつの投稿にお揃いとバングルをつけた手が載ったのだ。
僕は彼女にプレゼントは誰から貰ったのか聞くとその親友だった。
何故僕という彼氏がいるのに?
積極的なの……生徒会がある平日は親友と一緒に帰っていて彼女の家で過ごしていたと聞いた。
別れようと僕は言ったのだ。
そして親友ともそれからはつるまなくなった。
そうなる前に別れようと言って欲しかった……友達二人を僕は嫌いという感情になってしまった。
だから僕は簡単に別れてしまうのかもしれない……
相手の事を嫌にならないように……
優はシャワーを浴びて眠りについた。