ぽっちゃり年上保育士に心の底から癒されたい
優の家族
シャンパンで乾杯をして食事を進めていく。
「そうだ、あのお別れっていうのは?」
「あー、忘れてた、幸せの方が勝っちゃって(笑)」
実習が終わると卒業レポートにとりかかると言う優なのだが…
「結羽先生は、年齢的にもう結婚してもいいって思ってます?」
「それはまぁ…今年25ですけど、彼氏という者がいなかったので考えてなかったというのが正直なところです」
「僕は結羽先生と結婚まで考えていますよ」
「本当ですか?」
「はい、だから婚約という形で、まあ卒業までは待って欲しくて」
「それは理解できますよ」
「実は父親に会ってきます」
「お、とう、さま?」
「はい、夏休みを利用して海外へ」
「海外?」
「今、海外出張中なんです、基本は東京にいますが」
「えっと、あの車は?」
「こっちには父の実家があるんです、あのデリカは実家においてあっておばさんが管理してくれてるのでまかせてます、たまに僕も行きますね、祖父がいるんです」