ぽっちゃり年上保育士に心の底から癒されたい
確かに友達の言うこともわかる。
「うーん、やっぱり一緒に暮らしたい」
「それなら同棲とかもあるだろ?」
「子供が早く欲しいんだ、家族を作りたい、結婚って言っても大学は卒業してからだよ」
「そうか、それならまぁ…」
「そうそう、父親に会うには長期休暇じゃないと中々難しいからもう話は済ませておくって感じ」
「まぁ、おめでとう(笑)」
「おぅ(笑)」
「写真とかないのか?彼女の」
「んー、写真か…」
優はスマホの写真ホルダーの中を見ていると
「これしかない(笑)」
それは結羽がわらびを取っている姿だった。
「顔がわかんないだろ!」
「だって、ないもん(笑)」
SNSは?と聞かれたからやってないと答えた。
今どき珍しいよなと言われたから結羽が作った料理の写真を見せた。
「すげぇ」
「料理が好きなんだよ」
「まぁ、優はそういう人を求めてたんだな」
「うん!」
嬉しそうにしやがってとからかわれたが悪い気はしなかった。
それからは友達の教育実習の話もたくさん聞いた。
優の話を聞くと子供が欲しくなったと友達は言った。
まずは相手な(笑)と久しぶりに3人で遅くまで語り合ったのだった。