ケーキな恋
厨房の中では

忙しく声が飛び交っていた


「おい!

 スポンジはまだ焼けねぇのか!?」


「いつまでそんなコト

 やってんだよ!?」




おいおい…



オレがこん中で

働くのか…??



これじゃあまだ

販売の方が…




こっそり販売の方に

戻ろうとしたオレの足を


店長の声が

止めた





「ハルトく~ん

 こっちに来てもらっていい?」




「ハ、ハイッ!…」
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