ルイーズの献身~世話焼き令嬢は婚約者に見切りをつけて完璧侍女を目指します!~
修道院へ行く
今日は、ルイーズがずっと行きたいと思っていた修道院を訪れる日。
朝から天候が良く、素晴らしい一日の始まりとなった。
この訪問については週の初めに生徒会から日時が知らされていた。その日から指折り数えながらも、そわそわと落ち着かない日々を過ごしたルイーズ。昨夜はベッドで横になってからも、頭の中は修道院一色で、中々眠りにつくことができなかったようだ。自分自身、何故こんなにも修道院に惹かれてやまないのかと不思議に思っているような様子であった。
そんなこんなで朝になり、昨夜の寝つきの悪さなど全く感じさせないほどに早起きをしたルイーズは、身支度を済ませてから朝食を摂り、玄関でシャロン家の馬車が到着するのを今か今かと待っていた。今日は訪問人数が多く、帰宅時間が読めないため、シャロン家の馬車に同乗することになったようだ。
玄関前で待って20分が経った頃、一台の馬車が門を潜り敷地内に入ってきた。馬車のドアに描かれた家紋から、シャロン家の馬車と気付いたようだ。見送りのためにルイーズと玄関前で待機していたローラが、修道院に持参するお菓子をルイーズに手渡した。
「お嬢様、いってらっしゃいませ。どうぞお気をつけて」
「ありがとう。ローラ、行ってきます」
挨拶を交わし馬車に乗り込むルイーズ。まだ早朝のため、静かに出発するようだ。馬車の中に入ると、エマとエリーが笑顔で待っていた。
「エマさん、おはようございます。エリーおはよう。今日はお迎えありがとうございます。一日よろしくお願いします」
「ルーちゃんおはよう。今日はよろしくね」
「ルイーズおはよう。昨夜は良く眠れたかしら?」
見た目には分からないが、エリーには寝つきが悪かったことがお見通しのようだ。
朝から天候が良く、素晴らしい一日の始まりとなった。
この訪問については週の初めに生徒会から日時が知らされていた。その日から指折り数えながらも、そわそわと落ち着かない日々を過ごしたルイーズ。昨夜はベッドで横になってからも、頭の中は修道院一色で、中々眠りにつくことができなかったようだ。自分自身、何故こんなにも修道院に惹かれてやまないのかと不思議に思っているような様子であった。
そんなこんなで朝になり、昨夜の寝つきの悪さなど全く感じさせないほどに早起きをしたルイーズは、身支度を済ませてから朝食を摂り、玄関でシャロン家の馬車が到着するのを今か今かと待っていた。今日は訪問人数が多く、帰宅時間が読めないため、シャロン家の馬車に同乗することになったようだ。
玄関前で待って20分が経った頃、一台の馬車が門を潜り敷地内に入ってきた。馬車のドアに描かれた家紋から、シャロン家の馬車と気付いたようだ。見送りのためにルイーズと玄関前で待機していたローラが、修道院に持参するお菓子をルイーズに手渡した。
「お嬢様、いってらっしゃいませ。どうぞお気をつけて」
「ありがとう。ローラ、行ってきます」
挨拶を交わし馬車に乗り込むルイーズ。まだ早朝のため、静かに出発するようだ。馬車の中に入ると、エマとエリーが笑顔で待っていた。
「エマさん、おはようございます。エリーおはよう。今日はお迎えありがとうございます。一日よろしくお願いします」
「ルーちゃんおはよう。今日はよろしくね」
「ルイーズおはよう。昨夜は良く眠れたかしら?」
見た目には分からないが、エリーには寝つきが悪かったことがお見通しのようだ。