月の光
エレベーターに乗り3のボタンを押し話しかけてきた


???「名前は?」


沙羅「沙羅」


???「沙羅ね!俺、龍斗」


見ず知らずの人に本名教えたのは初めてだ
いつも沙那を名乗るから


部屋に入るとシンプルで男の人の部屋にしては綺麗だった


龍斗「先に風呂入ってこれば?」


沙羅「いいの?」


龍斗「俺のだからでかいかもだけど着替え!」
と言いスウェットを渡してくれた



軽くお礼を言いお風呂に入りゆっくりと浸かった
家では殆ど朝シャワーしか入らないから
たまに浸かるお湯はかなり気持ちよかった



さっき借りたスウェットを着てリビングに行くと
龍斗はソファーに座りテレビを見ていた
お風呂から出た私の顔を見て大爆笑し出す



沙羅「なに?いきなり人の顔みて大爆笑とかどんだけ失礼なの?」


龍斗「わりぃわりぃ笑」


沙羅「で、なんでそんな笑ったの?」


龍斗「だって沙羅眉毛ねーんだもん笑笑」


沙羅「まだ笑うの?そろそろしつこい!!」


龍斗「ごめんって笑」



いくらなんでも笑いすぎでしょ
ほんと失礼
だいたい龍斗も眉毛かなり細いじゃん
人のこと言えないでしょ

とはあえて言わないであげた


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