クアロ
「ねぇ、佳奈、何色だった?」

よく見れば彼女の顔色が悪く、いつもの様子と違う。

「何色って?」

「……今の日本は、色で別れて、戦わないといけない

の。色は赤、青、黄の3色あるから、一緒になる

のは難しいかもしれない。」

寝てる間にそんなことに…。

でも、絶対に由奈とは戦いたくない。

「そんなのいやだよ!由奈と、戦いたくない!」

「まだ、戦うかどうかも決まってないでしょ。」

「あっそっか。」

「とりあえず、スマホの光で分けられるから、

見てみてよ。ただ、あんまり周りに見られな

いようにね。」

そう、言われて周りに見られないようにこっそりスマ

ホを開いてみると、

ポワー

眩しい。あっ赤だ!

「佳奈、どうだった?」

「えーっとね、赤だった!」

「っっ、、、うちは、青だったよ」

そっか。由奈と離れちゃうのか。

「明日から開始らしいから、今日はおしゃべりしよ。」

「うん」
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