【完結】雪溶けの契約結婚

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そして、次の日、朝食を食べて、私は着替えて薄く化粧をした。

今日は洋服などを買う予定だ。

リビングに降りて行くと、調月さんソファに座りゆっくりとコーヒーを飲んでいた。
それだけなのに…どうしてこうも海外映画の一コマのように優雅なのだろうか?

私は調月さんをじっと見る。

「朝から熱い視線は嬉しいですけどね。
穴が開きそうだな。」

調月さんは苦笑いする。

「ごめんなさい…!
いえ、その、ペントハウスが似合ってるから、とても…」

「それはありがとうございます。
あなたもそのワンピース、とてもお似合いです。

さて、そろそろ外商が来るはずです。」
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