【完結】雪溶けの契約結婚

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結局ピンクゴールドのアンティークな腕時計と、洋服30着ほど、下着10着、バッグが5個、靴が5足、と計50点ほど買い込み総額は1000万円。

外商2人はホクホク顔で帰っていった。

「調月さん、買いすぎです…」

私は困り果てて言う。

「あなたは私の仮のパートナーとなるのですから、これぐらいの物は身につけてもらわないとね。
お金の心配は無用ですよ。」

調月さんは言った。

荷物を部屋に運び終わり、また私はリビングに降りた。

「あぁ、江波さん。
明日は僕は仕事なんですけど、あなたは何しますか?」

「え?
私も仕事に行きますけど…?」

「は?
あなた仕事を続ける気なんですか!?」
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