【完結】雪溶けの契約結婚

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「なるほど、なるほど。
ふむふむ。

要するに…

ジューシーオレンジ
オールドレッド
クラシカルピンク
ピュアローズ

の中から、売れそうな物を承認すれば良いんですよ。」

私は言う。

「うーん、そう言われても…

どれが売れそうなんですか?
どれを承認したら良いんですか?」

「それを決めるのが社長でしょ?(呆れ)」

「分かりました!
江波さん、ちょっとこのサンプル付けてみてください!」

「はぁ…
でも、社長…

人それぞれ唇の色って違いますし…
もちろん、形も…」

「大丈夫、あなたに似合わない色は、他の女性にも似合いませんから。ニコッ」
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