【完結】雪溶けの契約結婚
58
15件の電話の内、10件は調月さんからで、あとの5件は彰からだった。
私はすぐに彰に折り返した。
「もしもし、彰?」
『芽依香…
やっぱり、俺はお前とは駆け落ちできない…
ごめん…
今度こそ本当に別れよう…』
彰は最初にそう言った。
「え…
なんで…?
2人で九州で幸せに暮らすんでしょ…!?
なんで、そんな急に…!?」
『俺さ、今病院に居るんだ…
腕をナイフで刺されて…』
「えっ!?
大丈夫なの!?
一体だれが…」
そこまで言った時、脳内には1人の人物が思い浮かんだ。
調月…さん…?
『あれは多分ヤクザだよ…
指示した人物は…
おそらく…』
彰は言った。
「そ…ん…な…」
私はすぐに彰に折り返した。
「もしもし、彰?」
『芽依香…
やっぱり、俺はお前とは駆け落ちできない…
ごめん…
今度こそ本当に別れよう…』
彰は最初にそう言った。
「え…
なんで…?
2人で九州で幸せに暮らすんでしょ…!?
なんで、そんな急に…!?」
『俺さ、今病院に居るんだ…
腕をナイフで刺されて…』
「えっ!?
大丈夫なの!?
一体だれが…」
そこまで言った時、脳内には1人の人物が思い浮かんだ。
調月…さん…?
『あれは多分ヤクザだよ…
指示した人物は…
おそらく…』
彰は言った。
「そ…ん…な…」