【完結】雪溶けの契約結婚

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調月さんは優しげな笑みでそう言った。

やめてよ…
私の心なんてどうでもいいんでしょ…?
なぜ、優しそうに笑うのよ…

「私の休暇は終わりという事ね。」

「えぇ、そろそろウェディングの準備をしなければ…」

「あら、とても楽しみだわ!
あなたと結婚するなんて、天国に昇る気持ちよ!」

私はまた嫌味を言った。

「そう尖らないで。

とにかく今日はウェディングドレスを選びに行きましょう。ニコッ」

そして、私は嫌々着替えて軽く化粧をした。













そして、リムジンで都内のウェディングショップ『オッティモ』に到着した。

ウェディングドレスなんて、はっきり言ってどうでも良かった。
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