【完結】雪溶けの契約結婚
70
私はそして、20着以上試着した。
調月さんが中々首を縦に振らないからだ。
「もう、このドレスで良いじゃ無いの…」
私は真っ白の袖の膨らんだドレスを見せて言う。
だいぶ、飽きてきたし疲れてきた。
「いいえ、あなたの可憐な美しさが表現されていません。」
「日が暮れるまでには決まるのよね?」
私は大袈裟に目を回しながら言った。
「ドレス次第ですね。ニコッ」
そして、それから1時間後、あるドレスで奇跡的に調月さんが納得した。
それは、左が繊細な花のレース、右がチュールの横プリーツのプリンセスラインの可愛いらしいものだった。
正直私も好きなデザインだ。
調月さんが中々首を縦に振らないからだ。
「もう、このドレスで良いじゃ無いの…」
私は真っ白の袖の膨らんだドレスを見せて言う。
だいぶ、飽きてきたし疲れてきた。
「いいえ、あなたの可憐な美しさが表現されていません。」
「日が暮れるまでには決まるのよね?」
私は大袈裟に目を回しながら言った。
「ドレス次第ですね。ニコッ」
そして、それから1時間後、あるドレスで奇跡的に調月さんが納得した。
それは、左が繊細な花のレース、右がチュールの横プリーツのプリンセスラインの可愛いらしいものだった。
正直私も好きなデザインだ。