【完結】雪溶けの契約結婚

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「とにかくここじゃ寒すぎてまともに話も出来ません。
中のカフェにでも入って話をしましょう。

その話が終わった後で、死ぬがどうか考えれば良い。」

その人は右手を差し出した。

私は…

その右手を震える手で取った。

エレベーターの階が下がって行き、2階に着いた時、彼はエレベーターを止めた。
エレベーターの入り口を押さえて、私に降りるようにサインした。

2階には広いカフェがあり、その男性はカフェの店員に1番奥の席に座りたいと伝えた。

すぐに私たちば1番奥の席に通された。

そして、すぐにカフェのオーナーが出てくると、その男性に挨拶した。

「これは!
調月(つかつき)社長!
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