【完結】雪溶けの契約結婚

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「「「おめでとうございます、調月様」」」

店員達はオウムのようにその言葉を繰り返す。
私は辟易としながら店内に入った。

すぐに奥のVIPルームに通され、オーナーがいくつかのエンゲージリングを磨き上げられたテーブルに置く。

どれもこれもどデカいダイヤモンドが付いている。
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