【完結】雪溶けの契約結婚

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「パーティーなどでは、そのどデカいダイヤモンドをつけて貰いますけど、ちょっとしたお出かけならこれでも問題無いでしょう。」

調月さんは言う。

「まぁ、男としての力量は下がるかもしれませんが…」

調月さん。

「だけど、フィアンセとしての素敵さは上がったと思います。」

私は微笑みそう言った。

「参りましたね、そんな顔をされては…」

どうも調月さんをノックアウトしたらしい。
それはさておき、私はどデカいダイヤモンドの指輪を速攻で外し、その小さなダイヤモンドの指輪をつけた。

「まだ、13時ですけどこれからどうするの?」

私は尋ねた。

「新居を選びにいきましょう。」
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