【完結】雪溶けの契約結婚
86
そうして、都内の不動産屋のまたまたVIPルームに入り、テレビの大画面で物件を見て行く。
どれもこれも、田園調布だの、南青山だのと、超豪華な館が映し出されている。
「どうしたんです?
画面を睨んで?
悪魔でも居ましたか?」
調月さんは言う。
悪魔はあなたでしょう!
と、思いながらも私は答える。
「え、えぇ…
私と調月さん2人だけの新居にこんな大きな館必要あるのかしら…?
と、思って…」
「それはもちろん、必要ですよ。
使用人の部屋に執事の部屋、ゲストルームだっていくつか必要ですし…」
調月さんは答える。
「えぇ!えぇ!
そうでございましょう!?
調月社長ともなれば、それはもう!」
どれもこれも、田園調布だの、南青山だのと、超豪華な館が映し出されている。
「どうしたんです?
画面を睨んで?
悪魔でも居ましたか?」
調月さんは言う。
悪魔はあなたでしょう!
と、思いながらも私は答える。
「え、えぇ…
私と調月さん2人だけの新居にこんな大きな館必要あるのかしら…?
と、思って…」
「それはもちろん、必要ですよ。
使用人の部屋に執事の部屋、ゲストルームだっていくつか必要ですし…」
調月さんは答える。
「えぇ!えぇ!
そうでございましょう!?
調月社長ともなれば、それはもう!」