【完結】雪溶けの契約結婚

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不動産屋のオーナーは張り切って言う。

「はぁ…
じゃあ、その今映っている物件で…」

私は適当に言った。

そして、契約も決まり不動産屋を後にした。

タワマンに戻ると、私は速攻で化粧を落とし、シャワーを浴びてスウェットに着替えた。

はぁ…

バタンとベッドに倒れ込む。

疲れたわ…

そして、私は眠りに落ちてしまった。

夢に見たのは、虐められた中学校時代…

その頃、母は存命で、教育熱心だった母は、私を都内の有名私立中学校に入れた。

だが、おぼっちゃま、お嬢様の中で、一般ピープルの私が受け入れられるはずもなく、激しい仲間外れや嫌がらせに遭っていたのだ。
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