【完結】雪溶けの契約結婚

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家に帰り着くと、私は食材を冷蔵庫に入れて料理を始める。

「調月さん、手伝ってください。」

「えぇ!?
僕も料理するんですかぁ?」

「当たり前でしょ!
タダでご飯が食べれると思ったら大間違いですからねっ!

とりあえず、お米洗ってくれます?」

「はいはい。」

その間に私はハンバーグのタネを作る。

しかし、隣からシャボン玉が飛んできて、私はハッとして調月さんを見る。

お米が泡立っていた…

「調月さん!
どうやってお米洗ってるんですか!?」

「どうって…
洗剤で丁寧に一粒一粒…」

調月さんは洗剤を米に入れる。

「馬鹿っ!
お米は水洗いですよ!」

「えぇぇぇぇぇ!?
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