上司のくちづけは甘いスイーツのあとで。


(でも、柏葉部長は、
言葉に拘るのは好きじゃない......のかな?) 



そう、心の中で不安になっていると。



「.........っ、いやごめん、ズルいこと言った。
あさちゃん。俺はあさちゃんのこと好きだから、あさちゃんからごほーび欲しいよ」



まっすぐ、
落ちて来るように、聞こえた甘い声。



それが、私だけのものになればいいのに。



そう思った私は...........................



「〜〜っ、柏葉部長、わ、私、もやもや、
しました、女の子の話してるの見てっ。
これは、す、好きってこと.........ですか?」

「うん。確実にそーだね」

「〜〜っ、柏葉部長に、ご、ご褒美、
あげるので、私にもくださいっ、」



─────柏葉部長を独り占めしたくなった。


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