想いの行く末
『直輝くんなー』
『好きなんだよなー』
思いのほか、既読が着くのは早かった。
「その好きは、ラブ?」
直輝くんらしい返信だった。
『うん、でもだからと言って付き合いたいとかどうこうなりたい訳では無いよ。』
そんなの嘘。
付き合いたい。直輝くんの彼女になりたい。
でも、保身態勢に入った。
「俺もそれは思ってたんだ。優依ちゃんのこと好きかもなって」
「昨日夜中目が覚めた時に優依ちゃんが背中向けて寝てて寂しいなって思ったり」
「でも子供たちのことも考えると無責任に好きだからってだけで付き合ったりは出来ないなって思ってる」