おねだり上手な羽賀くん。


「〜〜っ、羽賀くんっ、これ以上はっ、」



そう言って、15センチ先にいる、
羽賀くんを、押し返した瞬間。



「残念。俺のほうが力あるよ」



ググっと一気に10センチ。



私の方に近づいてきた羽賀くん。



(こっ、これ、わざと!?
って、ゆうか少しでも動いたらこれ.........っ?)



あまりの近さに、
ぐるぐると考えてパニックになっていると。



「由羽ちゃん、俺、暴露するね」



至近距離過ぎて、
話すだけで吐息がかかる距離なのに。



平然とした顔で、話し始める羽賀くん。



(〜〜っ、かかる吐息があつい、)



ほんっと、心臓に悪すぎるよ............




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