青空
「正体不明の病原菌の特効薬がないのは諦めます。しかし餓死で死んでしまっては悲しすぎます。食料が不足しているのです。」
亜季の目には、涙が溢れそうになった。
何でこんな状態の人々を、政府は放っておくのであろう。
「みなさん、食料をください。缶詰でも、パンでも、お酒のおつまみとして食べているその干からびたチーズのかけらでも構いません。お願いします。」
その後も若者は何かを言おうとしたが、そこで映像は終了した。
それが電池切れなど不可抗力のものであるのか、意図的なものであるかは亜季には分からなかった。
しかし映像を見て亜季は思った。
やっぱりテツオの友達だな。
亜季の目には、涙が溢れそうになった。
何でこんな状態の人々を、政府は放っておくのであろう。
「みなさん、食料をください。缶詰でも、パンでも、お酒のおつまみとして食べているその干からびたチーズのかけらでも構いません。お願いします。」
その後も若者は何かを言おうとしたが、そこで映像は終了した。
それが電池切れなど不可抗力のものであるのか、意図的なものであるかは亜季には分からなかった。
しかし映像を見て亜季は思った。
やっぱりテツオの友達だな。