青空
「おじさん。他にも何か分かったら教えて。」

「うむ。」

伯父が返事し終わるのも待たずに屋の部屋に駆け込むと、亜季は白いキャミソールを脱ぎ捨てた。


そして寝るときに着るつもりであった赤いTシャツに着替えると、店に戻って脱いだキャミソールを伯父に差し出した。

「ごめん、これ洗濯しておいてくれる?」

「うむ…、わかった。」

伯父は、多少の驚きを覚えながら、それを受け取った。


その思い切った着替え方は、以前の恥ずかしがりやな亜季からは想像がつかなかったのだ。


「ところで伯父さん。冷蔵庫の中のもの、いくつかもらっていい?」

「おお、腹が減ったか。」

「ううん、違うの。」
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