ファミリア・ストレンジャー㊤【完】
「あ〜、負けた。いやまじ俺は虎士郎くん尊敬のレベル。あんなに人当たり良くて、先輩後輩、タメから好かれる人いねぇよ」
「虎士郎くんが際立つせいで、よく龍之介くんが怖いとか言われるけど、龍之介くんだって虎士郎くんとよくふざけて遊んでることもあるし、普通に優しいんだけどなぁ」
海里が言ったことは、昼間に紗理奈たちの口から聞いたのと、同じ内容だった。日向龍之介の部分は除いて。
親しい二人から話を聞くことにより、華吹虎士郎と日向龍之介の人物像が浮き彫りになってきた。
それでもあたしは紗理奈たちのように、熱狂的なファンにはなれない。
「よし、ミヤやってみろよ。俺が隣で教えてやるから」
海里にコントローラーを渡されて慣れない手つきで操作をしていく。
チームはよくわからないから、日本のチームを選び、キャラクターも何となく耳にしたことがある人物に設定した。
「虎士郎くんが際立つせいで、よく龍之介くんが怖いとか言われるけど、龍之介くんだって虎士郎くんとよくふざけて遊んでることもあるし、普通に優しいんだけどなぁ」
海里が言ったことは、昼間に紗理奈たちの口から聞いたのと、同じ内容だった。日向龍之介の部分は除いて。
親しい二人から話を聞くことにより、華吹虎士郎と日向龍之介の人物像が浮き彫りになってきた。
それでもあたしは紗理奈たちのように、熱狂的なファンにはなれない。
「よし、ミヤやってみろよ。俺が隣で教えてやるから」
海里にコントローラーを渡されて慣れない手つきで操作をしていく。
チームはよくわからないから、日本のチームを選び、キャラクターも何となく耳にしたことがある人物に設定した。