ファミリア・ストレンジャー㊤【完】
「パパ呆れてたよ。起こそうとしたら、寝かしといてやれって言われたから、放っといた。何時まで開けてたの?」
「たっくんの友達が来て、わいわいやってたから、たぶん朝方。何時かは覚えてない」
「じゃあ、パパも店いたんだ。大丈夫かな、寝てないんでしょ?」
「たっくん飲んでなかったし、向こう着いたら荷物下ろして仮眠するって言ってたから、大丈夫よきっと」
ママにお箸を渡すと、挨拶も碌にせずさっそく汁物に手を付け、「あぁ……、しみるわぁ〜」と、何とも年寄り臭い言葉を吐いた。
夜遅くまで店を開けて飲んでいるママの代わりに、朝食を作るのはあたしの役目。
基本的にOWLEAは定休日がなく、客足がなくて閉める日もあるが、それ以外は毎日開いている。
遅くまで仕事をして飲んでいるママが朝起きてご飯を作れるはずもなく、もう何年も前からあたしが朝食を作り続けている。
「たっくんの友達が来て、わいわいやってたから、たぶん朝方。何時かは覚えてない」
「じゃあ、パパも店いたんだ。大丈夫かな、寝てないんでしょ?」
「たっくん飲んでなかったし、向こう着いたら荷物下ろして仮眠するって言ってたから、大丈夫よきっと」
ママにお箸を渡すと、挨拶も碌にせずさっそく汁物に手を付け、「あぁ……、しみるわぁ〜」と、何とも年寄り臭い言葉を吐いた。
夜遅くまで店を開けて飲んでいるママの代わりに、朝食を作るのはあたしの役目。
基本的にOWLEAは定休日がなく、客足がなくて閉める日もあるが、それ以外は毎日開いている。
遅くまで仕事をして飲んでいるママが朝起きてご飯を作れるはずもなく、もう何年も前からあたしが朝食を作り続けている。