ファミリア・ストレンジャー㊤【完】
学校の敷地内に入り、今日も憂鬱な一日が始まるんだと、そう思わされた。
見た目が派手で所属しているグループも派手なあたしを、周りは腫れ物を触るような態度で、たどたどしい挨拶をしているんだろう。
イヤホンから聞こえるボーカルとリードボーカルのシャウトが耳を劈き、あたしにその声は届かないけど。
教室に入り、自分の席に着く。
時計を見ればホームルーム開始十分前で、暇潰しにスマホをいじりながら時間が過ぎるのを待った。
そこで、可笑しいことに気づく。
あたしの世界が壊されない。いつも壊してくる、紗理奈が来ない。
あたしは教室の中を見渡し、紗理奈の席に三人の姿を見つけると、言いようのない焦燥感に駆られた。
その反面、やっぱりな、という妙に腑に落ちる感覚もあった。
見た目が派手で所属しているグループも派手なあたしを、周りは腫れ物を触るような態度で、たどたどしい挨拶をしているんだろう。
イヤホンから聞こえるボーカルとリードボーカルのシャウトが耳を劈き、あたしにその声は届かないけど。
教室に入り、自分の席に着く。
時計を見ればホームルーム開始十分前で、暇潰しにスマホをいじりながら時間が過ぎるのを待った。
そこで、可笑しいことに気づく。
あたしの世界が壊されない。いつも壊してくる、紗理奈が来ない。
あたしは教室の中を見渡し、紗理奈の席に三人の姿を見つけると、言いようのない焦燥感に駆られた。
その反面、やっぱりな、という妙に腑に落ちる感覚もあった。