~あなたへ
「はい。じゃあ今日の授業はここまで! ありがとうございましたー」

「ありがとうございましたー」


みんなは着替えるため教室へと向かった。


私と美玖は最初の人が入ってからしばらくして教室に入った。
すると一人が肩を震わせてゴミ箱の前に座り込んでいた。
嘉穂だ・・・



・・・どうしたんだろ?

するとギャル仔たちが指差して笑っている

嘉穂は立ち上がりゴミ箱のなかからなにかを取り出して
走り去った。




そのとき私とぶつかってなにかをおとした。
落としたものを見ると、
ラクガキや切り傷だらけの制服だった


ギャル仔が教室の後ろのほうから野次を飛ばす
「嘉穂ちゃーん だめぢゃん? 前見てあるかなきゃ」
「キャハハハ」

感に触るうざったい笑い声・・・

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