海よりも深くて波よりも透明
サーフィンを休むことに決めたあたしは、帰国してからひとまず大学生活を楽しんでみることにした。
サーフィンのことを考えようとすると、心が拒絶するように、途端に無になる…。
だから、一度忘れて、新しいことに色々とチャレンジしてみるの。
夏休み中なので、授業の復習してみたり、サークルにも入ってみたり。
フットボールサークルのマネさんとか?
体験に行ってみた。
「君、可愛いね。一年生?」
「彼氏とかいるの?」
「これ終わったら飲み行こうよ」
なんか男の人多いしチャラい!
却下!
つづいて、軽音サークル。
「好きなバンドとかいるー?」
「うーん、あんまり…」
「そっか! じゃあ、とりあえずギター弾いてみる? これがTAB譜とコード表。まあFとかは最初は弾かなくていいから」
「た、たぶ…?F…?」
話が合わない!
軽音も却下!
うーん、サークル選び、難しい…。
次は…趣味サークル?
なにそれ…。
部室のドアを開けてみた。
「こ、こんにちはー」
「こんにちは! 体験で来てくれた子?」
いかにも大学生!って感じの綺麗なお姉さんが迎えてくれた。
サーフィンのことを考えようとすると、心が拒絶するように、途端に無になる…。
だから、一度忘れて、新しいことに色々とチャレンジしてみるの。
夏休み中なので、授業の復習してみたり、サークルにも入ってみたり。
フットボールサークルのマネさんとか?
体験に行ってみた。
「君、可愛いね。一年生?」
「彼氏とかいるの?」
「これ終わったら飲み行こうよ」
なんか男の人多いしチャラい!
却下!
つづいて、軽音サークル。
「好きなバンドとかいるー?」
「うーん、あんまり…」
「そっか! じゃあ、とりあえずギター弾いてみる? これがTAB譜とコード表。まあFとかは最初は弾かなくていいから」
「た、たぶ…?F…?」
話が合わない!
軽音も却下!
うーん、サークル選び、難しい…。
次は…趣味サークル?
なにそれ…。
部室のドアを開けてみた。
「こ、こんにちはー」
「こんにちは! 体験で来てくれた子?」
いかにも大学生!って感じの綺麗なお姉さんが迎えてくれた。