海よりも深くて波よりも透明
「何言ってんの…。あたし高校生だよ…」
「は…?」
高校生…?
その顔とそのオーラとそのキャリアで…?
「えっ…あたしが高校生ってこと知らなかったの!?」
あんま年齢とか興味ねえし…。
何年か前に若いのにすげえなと思った記憶はあるが、具体的な年齢とか全く知らなかった…。
「俺とタメくらいかと思ってた」
「えっ、夏葉って27とかそんな感じでしょ? いくらなんでもそんな上に見える…?」
「いや、俺、22だけど…」
「まじで!?」
いや…まじか…。
実際より5つも上と思われてたとは…。
どうやら穂風は高3らしく。
海の上の穂風は本当にかっこいいしオーラも物凄いから、まさか高校生だとは思わなかった。
つーか、穂風が高校生なら付き合うとかあり得ねえな…。
犯罪…というか、倫理的に微妙だし…。
まあ別に好きとかじゃねえからいいけど…。
それ以前に、穂風にとって、俺は10歳以上年上に見られてたってことか!?
ハハ、そりゃ相手にされねえわ…。
『穂風もまんざらでもない』とか思ってはっず!
あの『付き合いたいかも』ってのも俺が都合よく解釈してただけだろうな…。
対象外だから気軽に言えたみたいな…。
あ~…、忘れよ…。
なんかがっかりした感情がある気もするけど、気のせいってことにする。
第一俺、色気のある女が好きだし…。
うん、そうだ、そもそもタイプじゃねえ。
つーことで、忘れる!
穂風は「学校遅れる!」と言って、慌てて波に乗ってインサイド(※岸側)に戻って行った。
あんな小せえ波にもよくあんなかっこよく乗れんなあ…。
穂風の後ろ姿をぼんやりと眺めていた。
って、俺も今日から仕事だからあんまりのんびりしてられない。
そこそこの時間に海から上がった。
「は…?」
高校生…?
その顔とそのオーラとそのキャリアで…?
「えっ…あたしが高校生ってこと知らなかったの!?」
あんま年齢とか興味ねえし…。
何年か前に若いのにすげえなと思った記憶はあるが、具体的な年齢とか全く知らなかった…。
「俺とタメくらいかと思ってた」
「えっ、夏葉って27とかそんな感じでしょ? いくらなんでもそんな上に見える…?」
「いや、俺、22だけど…」
「まじで!?」
いや…まじか…。
実際より5つも上と思われてたとは…。
どうやら穂風は高3らしく。
海の上の穂風は本当にかっこいいしオーラも物凄いから、まさか高校生だとは思わなかった。
つーか、穂風が高校生なら付き合うとかあり得ねえな…。
犯罪…というか、倫理的に微妙だし…。
まあ別に好きとかじゃねえからいいけど…。
それ以前に、穂風にとって、俺は10歳以上年上に見られてたってことか!?
ハハ、そりゃ相手にされねえわ…。
『穂風もまんざらでもない』とか思ってはっず!
あの『付き合いたいかも』ってのも俺が都合よく解釈してただけだろうな…。
対象外だから気軽に言えたみたいな…。
あ~…、忘れよ…。
なんかがっかりした感情がある気もするけど、気のせいってことにする。
第一俺、色気のある女が好きだし…。
うん、そうだ、そもそもタイプじゃねえ。
つーことで、忘れる!
穂風は「学校遅れる!」と言って、慌てて波に乗ってインサイド(※岸側)に戻って行った。
あんな小せえ波にもよくあんなかっこよく乗れんなあ…。
穂風の後ろ姿をぼんやりと眺めていた。
って、俺も今日から仕事だからあんまりのんびりしてられない。
そこそこの時間に海から上がった。